ミラドライブログ

2018.10.29更新

私がミラドライを受けたのは2015年5月

3年以上前の話です。

当時は、出力もレベル3(中間出力)で行っていたクリニックがほとんどでした。

私は実験的治療の目的もあったので、いろいろと条件を変えて治療を受けました。

 

施術して3か月たちました。

弱い出力で治療した左側は施術後2週で、ほぼ通常な状態になっていたのに比べ、最強レベルで行った右側は施術後2週経っても触るとヒリヒリ痛かったし、しびれも出ていたので、心配だったのですが。

 

3か月経ったら、何事もなかったかのように正常状態に戻りました。

 

施術して3か月

 

一番心配だった、しびれも無くなりました。

 

強く治療した方が効果的なのは毛の量からもわかると思います。

最強出力で行ったほうは脱毛効果もすごいのがわかると思います。

レーザー脱毛1回ではとてもこのような状態になりません。

臭いも汗も全くなくなりました。

とても快適な毎日です。

次回は、病理組織で効果を検証します。

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.23更新

私がミラドライを受けたのは2015年5月

3年以上前の話です。

 

私は自分の体を実験台にいろんなことを試しています。

興味を持った治療器はすべて自分で体感して実証しています。

それで治療効果が高いものしか施術を行っていません。

ミラドライもそうです。

 

自分の体だからいろんなことができます。

今回も、左右で出力、条件を変えて試しています。

施術して2週間後の経過です。

 

施術して2週間後の経過

 

弱い出力で行った左側は、ほとんど、施術する前と同じ状態に治りました。

触っても、動かしても、全く痛くありません。

しこりもほとんどなく、違和感はありません。

 

それに比べて、強い出力で行った右側は、触っても感覚がなく、触ると痛いし、二の腕の内側の一部がしびれています。

しこりもあります。

しかも、2パスで行ったほうがしこりも強く感じます。

 

このまま治るのでしょうか。

やっぱり弱くやった方が良かったのでしょうか。

ちょっと不安が脳裏をよぎりました。

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.22更新

私がミラドライを受けたのは2015年5月

3年以上前の話です。

 

私は自分の体を実験台にいろんなことを試しています。

今回も、左右で出力、条件を変えて試しています。

 

治療して2日目

 

治療して2日目です。

むくみはほとんど取れました。

治療したところが腫れて、触るとヒリヒリ痛いほかは特に何ともありません。

強いレベルで照射した右側の方が腫れが強いです。

 

治療して1週間後

 

治療して1週間後です。

右側で何かヒリヒリ痛いと思ったら、1か所、赤い毛嚢炎のような炎症が生じていた。(赤く丸印がついているところ)

弱く照射した左側はほとんど治っているが、強く照射した右側は、腫れているし、まだ触るとヒリヒリ痛いし、何かものを挟んでいる感じがある。でも、1パスと2パスで違いはない。

両方とも、臭いはもちろん、汗もかきません。

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.20更新

私の治療結果が気になる方もいらっしゃるかと思いますが、ミラドライって効果があるのか気になっている方が多いので、それについて検証していきましょう。

 

結論からいうと、ミラドライは手術より効果的です。

これは私の治療経験から、私のワキの治療した皮膚をとって調べて検証しています。

 

”治療は2回必要ですか?”

とよく聞かれますが

 

”1回で十分です”

 

先日、私がミラドライ治療を行った患者さんが、まだ汗をかくので、再治療したいと言ってこられました。

 

”なんだ。一回で効いてないじゃん”

と思われたでしょう。

 

この患者さんに発汗テストを行ってみました。

発汗テスト

 

この写真で青紫色に染まっているところが汗をかいているところです。

この写真で注目してほしいのが、周りしか青くなっていないこと。

 

しかも、青いところの境界が四角くなっていることに注目してください。

 

ミラドライは長方形に照射

 

このように線を引いてみるとわかりやすいと思いますが、ミラドライは長方形に照射されます。

ミラドライで汗腺が破壊されるのも、マイクロ波が照射された四角い範囲なのです。

 

ということで、照射されたところがきちっと効果が出ていて、照射されていないところで汗をかいていて、境目ができているのがお分かりになると思います。

 

ミラドライが照射されたところだけが汗をかかなくなっているのです。

これってすごいと思いませんか?

 

ワキガ治療は、アポクリン腺退治なので、毛が生えている範囲を治療すれば十分です。

(アポクリン腺の汗は毛穴から出てきます)

毛の生えている範囲では全く汗をかいていません

ですから、この患者さんもワキガ治療であれば大成功です。

だけど、この患者さんは多汗を気にされていたので、青色に染まったところ、汗をかいているところの治療を追加しなければなりません。

この患者さんには、ミラドライしたところの周辺の、青色に染まった汗をかいているところより、さらに広範囲に2回目のミラドライ治療を行いました。

 

わたしは、形成外科医ですから、ワキガの手術もたくさん行ってきました。

剪除法では、つぶつぶに見えるアポクリン腺を切除します。

このとき、エクリン腺はほとんどが皮膚の中にあるので見えません。

エクリン汗腺は小汗腺といわれるぐらい小さく皮膚に埋まっているのです。

ですから、手術でエクリン汗腺を取り除くことはできません。

手術前の説明では、”臭いは改善しますが、汗の量は減らないかもしれません。”

と説明して手術を行います。

 

汗が止まっているということは、エクリン汗腺も破壊され機能しなくなっていることになります。

ということは手術より効果的ということです。

しかも、こんなに広範囲に手術はできません。

 

手術は合併症が生じる危険があり、リスクがあります。

その点、ミラドライは合併症はありません(少なくとも私はミラドライで合併症は経験ありません)

 

こんなにミラドライって安全で効果的な治療ができるのです。

 

手術を受けるよりミラドライ治療を受けることをお勧めします。

 

もっと詳しく知りたい方は、私のカウンセリングを受けに来てください。

ただいまミラドライのカウンセリングは無料で受けられます。

カウンセリングだけでも大歓迎です。

 

ミラドライの治療について私に直接相談したい方は クリックでご相談フォームが開きます⇒

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.19更新

ミラドライを受けました。

 

施術を受けた後も、ほとんど痛くなることもなく、痛み止めも飲まずにすみました。

施術後1日目の状態です。

施術後1日目の状態

 

ほとんど腫れていません。

でも、全体的にむくんだ感じがあります。

注射液をたくさん使うので、それが周りににじみ出ている感じです。

もう痛くありません。

腕も普通に動かすことができます。

 

腫れの程度は、出力の違いによる変化はないようです。

2パス(繰り返し照射)したところも、特に違いはありません。

 

私はこの日から普通に仕事しました。

仕事に支障は全くありませんでした。

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.18更新

ミラドライを受けました。

 

施術中は麻酔が効いているので全く痛くありませんでした。

施術直後の状態

 

施術直後の状態です。

赤く腫れあがって、ひどいことになっているように見えますか?

出力が強い右の方がひどくなってますね。

やけどしちゃったのでしょうか?

 

でも、これは、やけどでただれたわけではなくて、この器械の特性でできる内出血斑です。

ミラドライはチップが皮膚を吸引してピタッと吸い付けます。

これが結構強い吸引力なので、キスマークと同じ原理で、このように内出血斑ができてしまうのです。

よくよく見ると、四角く赤い内出血斑ができているのがわかると思います。

これ、まさしくチップと同じ形です。

右の上の方が赤くただれているように見えるのも、2回繰り返し照射したからです。

この内出血斑は2~3日で消えるので心配することはありません。

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.17更新

ミラドライにとても興味を持った私は治療を受けることを決心しました。

私は自分が気になった治療は受けてしまう性格で、いろんな治療を受けています。

治療を受ける方が、治療について詳しくなるばかりか、受けたものにしかわからないことを知ることができます。

いつもは、自分で自分に治療しているのですが、ミラドライばかりは自分でできないので、ミラドライを私に紹介してくれた、医局の後輩の佐々木先生に治療してもらいました。

治療を受けたのは2015年の5月、彼は当時、福井にいたので、開業したばかりの北陸新幹線に乗って石川経由で行きました。(こんな話はどうでもいいですよね!)

 

せっかくだし、自分の体で実験しようと思いました。

色々と照射方法を変えて治療を受けて、その結果がどういう風に反映するかを試して見たかったのです。

 

当時、ミラドライの出力はレベル3(ミラドライの出力は1〜5の5段階です)で行なっているクリニックがほとんどだったので、片方はレベル3で

もう片方は、最高出力のレベル5で行いました。

しかも、レベル5の方は、治療する場所の半分は1回照射で治療しましたが、もう半分は2回繰り返し照射を行う、2パスで治療を受けました。

 

3通りの出力で試したことになります。

 

私の脇の毛の生えているサイズから、140X70サイズで印をつけられました。

 

恐れていた注射です。

でも最初だけちくっとしただけで、あとは痛くありませんでした。

局所麻酔も技術で痛くなく注射することができます。

局所麻酔も技術で痛くなく注射

 

治療が始まります。

器械が当たったところが、ぷにっと、吸われる感じはありましたが、全く痛くありませんでした。

この時の治療をYouTubeにアップしていますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.16更新

ミラドライを研究するきっかけ

それは、2014年の夏に、後輩がミラドライというわきが治療器の効果を検証したいといってきたのが始まりです。

メーカーの方も一緒に来られて依頼されたので引き受けることにしました。

当時、ミラドライの知識がない私にとって

切らない治療器、

そんなのたいしたことないって思っていました。

それまで、電磁波の治療器というとRFを利用した美顔器のサーマクールが頭に浮かびました。

今でも根強い人気がある治療器ですが、やりすぎるとやけどを生じてしまうのです。

だからミラドライもやけどを連想しました。

しかも、治療部位に転写シートでマーキングするところがサーマクールとミラドライが重なり合い

あまりいいイメージは持てませんでした。

効果を検証するには病理組織をとって調べるに限る。

そんな折、病理組織を取ってみてという依頼があったのです。

 

そのとき、私の考えが一変しました。

肉眼所見(見た目)からして違うのです。

肉眼所見(見た目)

 

この検査をした人は、効果を比較するために、片方のワキだけミラドライ治療を受けてきました。

皮膚は両方のワキからとって調べました。

治療してない方の皮膚からも、同じように皮膚をとって調べたのです。

治療してない方の皮膚が右側の写真です。

黄色いのが皮下脂肪で、柔らかく、プリンとしています。

それに比べると左の写真は、見た目も固さも全く違います。

同じなのは、皮膚表面の構造です。

わきの皮膚の見た目は、両方とも同じ。

きれいで、正常で、キズなどの異常は全く見つけられません。

 

でも、中身は、とても厚く焼けた跡が残っています。

 

”こんなに変化が出るんだ!!”

電波を表面からあててるだけなのに、こんなにぶ厚く変性させられる器械なんだと、とても驚きました。

 

こんなにすごい器械なら、自分の体でいろいろと実験して調べてみよう!

と、研究魂に灯がともりました。

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀

2018.10.15更新

ミラドライ

まだまだ知名度は低いですよね!

”わきが”の治療器です。

でも、ワキガだけじゃなくて多汗症にも使える治療器です。

 

仕組みは・・・・

ちょっと難しい話になるかもしれないので、それが苦手な方は、ミラドライで汗の組織だけが焼けると理解してください。

仕組みに興味がある方は続きをどうぞ!

 

ミラドライの仕組みは、電子レンジと同じです。

電子レンジは水分を含む食材を100度まで熱くすることができます。

水が沸騰しているのと同じです。

 

その原理は
電波で食品内の水分を振動させ、その摩擦熱によって食品を温めるという仕組みになっています。

水分子がなければ、
ただ電波が飛んでいるだけで、
特に熱が発生することはないのです。

 

ためしに、電子レンジ用の耐熱食器だけを電子レンジに入れて温めてみてください。

まったく熱くならないことがわかると思います。

この容器に少量の水を入れると、この水が暑くなり蒸発するので容器も温められます

 

では、なぜ、電波でワキガの治療ができるのでしょうか?

 

ワキガも多汗症も、汗の量が多いから生じる病気です。

汗は水ですよね?

だから、汗の組織にも水が溜まっているのです。

汗の組織とは、皆さんもご存知のようにアポクリン腺とエクリン腺です。

この組織は、水が溜まっている組織なのでミラドライで焼けてしますのです。

そのほかの組織には水は溜まっていないので焼けません。

ですから安全に汗の組織だけが焼ける、優れものの治療器なのです。

投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀