ミラドライブログ

2018.10.20更新

私の治療結果が気になる方もいらっしゃるかと思いますが、ミラドライって効果があるのか気になっている方が多いので、それについて検証していきましょう。

 

結論からいうと、ミラドライは手術より効果的です。

これは私の治療経験から、私のワキの治療した皮膚をとって調べて検証しています。

 

”治療は2回必要ですか?”

とよく聞かれますが

 

”1回で十分です”

 

先日、私がミラドライ治療を行った患者さんが、まだ汗をかくので、再治療したいと言ってこられました。

 

”なんだ。一回で効いてないじゃん”

と思われたでしょう。

 

この患者さんに発汗テストを行ってみました。

発汗テスト

 

この写真で青紫色に染まっているところが汗をかいているところです。

この写真で注目してほしいのが、周りしか青くなっていないこと。

 

しかも、青いところの境界が四角くなっていることに注目してください。

 

ミラドライは長方形に照射

 

このように線を引いてみるとわかりやすいと思いますが、ミラドライは長方形に照射されます。

ミラドライで汗腺が破壊されるのも、マイクロ波が照射された四角い範囲なのです。

 

ということで、照射されたところがきちっと効果が出ていて、照射されていないところで汗をかいていて、境目ができているのがお分かりになると思います。

 

ミラドライが照射されたところだけが汗をかかなくなっているのです。

これってすごいと思いませんか?

 

ワキガ治療は、アポクリン腺退治なので、毛が生えている範囲を治療すれば十分です。

(アポクリン腺の汗は毛穴から出てきます)

毛の生えている範囲では全く汗をかいていません

ですから、この患者さんもワキガ治療であれば大成功です。

だけど、この患者さんは多汗を気にされていたので、青色に染まったところ、汗をかいているところの治療を追加しなければなりません。

この患者さんには、ミラドライしたところの周辺の、青色に染まった汗をかいているところより、さらに広範囲に2回目のミラドライ治療を行いました。

 

わたしは、形成外科医ですから、ワキガの手術もたくさん行ってきました。

剪除法では、つぶつぶに見えるアポクリン腺を切除します。

このとき、エクリン腺はほとんどが皮膚の中にあるので見えません。

エクリン汗腺は小汗腺といわれるぐらい小さく皮膚に埋まっているのです。

ですから、手術でエクリン汗腺を取り除くことはできません。

手術前の説明では、”臭いは改善しますが、汗の量は減らないかもしれません。”

と説明して手術を行います。

 

汗が止まっているということは、エクリン汗腺も破壊され機能しなくなっていることになります。

ということは手術より効果的ということです。

しかも、こんなに広範囲に手術はできません。

 

手術は合併症が生じる危険があり、リスクがあります。

その点、ミラドライは合併症はありません(少なくとも私はミラドライで合併症は経験ありません)

 

こんなにミラドライって安全で効果的な治療ができるのです。

 

手術を受けるよりミラドライ治療を受けることをお勧めします。

 

もっと詳しく知りたい方は、私のカウンセリングを受けに来てください。

ただいまミラドライのカウンセリングは無料で受けられます。

カウンセリングだけでも大歓迎です。

 

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投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀