ミラドライブログ

2018.11.27更新

今回はミラドライ治療の効果について、治療方法の工夫について解説します。

 

ミラドライなどの器械が行う治療は誰が治療しても同じでしょうか?

 

治療方法の工夫

 

 

これは、他院でミラドライを受けても効果がなかったので、私のクリニックに来られた方です。

私は、手術後など、ほかの治療をお受けになった方の再施術の時は、全員に発汗テストという、このように汗をかくと青紫に変色するヨードデンプン反応をしていただいて、客観的に汗をかいているところを調べてからミラドライを行っています。

 

青紫色に染まっているところが汗をかいているところです。ということは治療効果があれば、青紫色に染まらないということです。

 

この患者さんは、どこを治療したのかわからないぐらい広い範囲で青紫になって、汗をかいているのがわかります。

 

同じミラドライの治療といっても、こういった、全く効果がないといえる治療を受けているケースもあるのです。

 

治療する範囲も広めに行う必要があります。

私は女性でも一番サイズの大きい140x80というサイズで治療していますし、男性ではそれ以上のサイズを自分でデザインを追加して広範囲に行っています。

 

私のクリニックでは、プレミアムミラドライという、広範囲に重ね打ち(ダブル照射、2パス治療)を行うミラドライ治療があります。

なぜ重ね打ちしたほうが良いかは、以前の記事を読んでください。

 

このプレミアムミラドライという治療方法は、治療結果に自信があるので治療保証を付けています。

 

でも、ごくまれに再治療をご希望されて来られる方がいますので発汗テストをします。

発汗テスト

 

すると、わきの下の方だけ汗をかいていました。

でも、それ以外の場所は汗をかいていません。

 

初回の照射範囲と比較してみたところ、照射範囲を超えて汗をかいていたことがわかりました。

すなわち、ここまでと思っていたところより広く汗をかいていたのです。

 

でも、ミラドライを照射したところは100%汗をかかなくなっていたことが証明されてほっとしました。

 

ということで、私のプレミアム治療はとても効果があることが実証されてるのですが、この患者さんのように、予想を超えて広範囲に汗をかいていることもあります。

 

だから、術前に発汗テストを行って汗をかいている範囲を同定してから治療しないとダメなのかな・・・・とも感じています。

 

 

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投稿者: 元昭和大学形成外科准教授・清水祐紀