私はミラドライという治療器に大変興味を持ち、ミラドライの将来性を強く感じ、自分の体を使って実験しました。
私は自分の体を犠牲にして治療を受けるのだから、ごく当たり前の治療ではつまらないと思い、いろいろと治療条件を変えてミラドライを受けました。
そして、自分の体を犠牲にして皮膚を切り取って、病理検索も行いました。
病理組織ほど、治療結果を検証できる方法は他にありません。
学会で報告していても、病理結果があれば、それ以上の証拠がないので、だれもケチをつけてきません。
それほど病理組織というのは重大なものなのですが、皮膚を切り取らなければならないので、他人にお願いするわけにはいきません。
そこで、自分の体で証明することにしたのです。
では、その組織をお見せしましょう。
これは施術を受ける前の私のワキの皮膚です。
といっても何がなんだかわからないですよね?
図解を入れてみました。
汗の細胞がとっても多いです。
しかも、アポクリン腺が・・・・・
わきの皮膚の特徴なのですが、このように、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2つの汗の細胞がとても多く存在しているのがワキガの人のワキの皮膚です。
わきがではない人はアポクリン汗腺がほとんどありません。
これはわきがではない人のワキの皮膚です。
これだけじゃわからないですよね?
アポクリン汗腺は見当たらず、エクリン汗腺しかありません。
通常はこのように皮下脂肪組織の中にエクリン汗腺があるだけなのですが、私のワキの皮膚は皮下脂肪組織がほとんどなくて、その分アポクリン汗腺で満たされています。
わきがの人はこのようにアポクリン汗腺が多いのです。